HYROXのSled Pull(スレッドプル)は3番目の種目。50mを引き切るまでの時間は、上級者でも1分以上の差が出る。ここで削れる秒数は大きい。この記事はHYROX スレッドプル 上級者に向けて、フォームの微調整とペース戦略、練習法まで踏み込む。
結論から言うと:スレッドプルは腕ではなく「脚と背中で後ろに歩く」種目。ロープを体に近い位置で引き、腰を落として体重を使う。ボックスから足が出るとノーレップなので足元の位置取りが先です。
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| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 種目順 | 第3種目 |
| 距離/回数 | 50m(12.5m×4本) |
| 重量(Open 女性/男性) | 78kg/103kg |
| 重量(Pro 女性/男性) | 103kg/153kg |
| 所要時間の目安(初心者/中級者/上級者) | 2:40/1:50/1:20(JGFS会員データ・Open男性) |
重量は2025/26シーズンの公式規定をもとにしています。変更される場合があるため、大会前にHYROX公式サイトで確認してください。

Sled Pullがタイムに直結する理由
種目順は ①SkiErg 1000m ②Sled Push 50m ③Sled Pull 50m ④Burpee Broad Jump 80m ⑤Rowing 1000m ⑥Farmers Carry 200m ⑦Sandbag Lunges 100m ⑧Wall Balls 100回。Sled Pushの直後にSled Pullが来る。脚と背中が消耗した状態で、重いソリをロープで手前に引く。ここで手順が崩れると、無駄な移動と握力ロスが積み重なる。
上級者の差は「引く力」ではなく「引き方の効率」で出る。1レップあたり数cmの引き幅と、ロープを手繰る速度。この2点が積算されて数十秒になる。
タイムを縮める応用テクニック
姿勢:低く、後傾で体重を乗せる
腕の力だけで引かない。膝を曲げて腰を落とし、上体を後ろへ倒す。体重をロープに預けると、腕は「引く」より「固定して手繰る」役割になる。握力の消耗が減り、後半でも失速しにくい。
ハンドオーバーハンドのリズムを一定に
- 両手を交互に手繰り、休みを作らない
- 1回の引き幅を最大化し、レップ数そのものを減らす
- ソリが動き出したら止めず、慣性を利用して引き続ける
止まって再始動すると静止摩擦に負ける。一度動かしたら流れを切らない。これが最も効く。
ラン直後の握力管理
Sled Pushで前腕はすでに張っている。Pull前のランでは肩の力を抜き、腕を振りすぎない。握力を温存してステーションに入る。ロープを持つ位置は毎回同じにして、掴み直しの回数を減らす。
練習メニューの組み方

週1〜2回、実戦重量に近い負荷で50mを反復する。単発で引くのではなく、ラン→Sled Push→Sled Pullの連結で疲労下の技術を磨く。背中と後鎖の筋力補強にはローイング系、握力にはデッドハングやファーマーズが有効。
フォームを崩さず引き切れる上限を、動画で毎回確認する。感覚ではなく記録で管理する。器具や重量の再現が難しければ、専用環境で追い込むのが早い。JGFSの体験で本番同様のソリを引いてみると、自分の弱点がはっきりする。
よくある質問
腕がすぐパンプして最後まで引けません
腕で引きすぎている。腰を落として体重を後傾で乗せ、腕は手繰る役に徹する。握力より下半身と背中の関与を増やすと持続する。
立って引くか、座って引くか
大会ではその場から動かず引くルールが基本。低い姿勢で後傾を保ち、脚で床を踏んで反力を得る。フォームを固定し、毎レップ同じ動きを繰り返す。
前のSled Pushで消耗しすぎます
Push自体のフォーム効率を見直す。腕を伸ばして体重で押し、脚で進む。Pushで無駄脚力を使わなければ、Pullに握力と背筋を残せる。
Sled Pull(スレッドプル)のシリーズ記事
出典・確認元
- HYROX公式サイト(距離・重量・判定基準)
- JGFS五反田 会員練習データ(所要時間目安)

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