HYROXの第6種目、Farmers Carry 200m。重いハンドルを両手に持ち、走るのではなく歩いて運ぶ。単純に見えて、ここでタイムとグリップを失う選手は多い。今回はHYROXのファーマーズキャリーでよくある間違いをTOP5でまとめ、それぞれの改善方法を示す。全体の流れは①SkiErg 1000m ②Sled Push 50m ③Sled Pull 50m ④Burpee Broad Jump 80m ⑤Rowing 1000m ⑥Farmers Carry 200m ⑦Sandbag Lunges 100m ⑧Wall Balls 100回。5種目を終えた疲労下で臨む点も踏まえて読んでほしい。
結論から言うと:ファーマーズキャリーは「下ろさない」種目。肩を下げて肘を伸ばし、小刻みに速く歩く。握力が限界になる前に歩くペースで調整します。
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| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 種目順 | 第6種目 |
| 距離/回数 | 200m |
| 重量(Open 女性/男性) | 16kg×2/24kg×2 |
| 重量(Pro 女性/男性) | 24kg×2/32kg×2 |
| 所要時間の目安(初心者/中級者/上級者) | 2:30/1:50/1:25(JGFS会員データ・Open男性) |
重量は2025/26シーズンの公式規定をもとにしています。変更される場合があるため、大会前にHYROX公式サイトで確認してください。

HYROXファーマーズキャリーでよくある間違いTOP5

1. スタートから飛ばしすぎる
持った瞬間に走り出す。序盤は勢いで進めるが、グリップが先に切れる。200mの後半で握力が尽き、ハンドルを置く回数が増える。置くたびに再び持ち上げる負荷がかかり、時間もロスする。
改善方法は、最初から一定ペースで進むこと。握力の残量を管理し、ノンストップ完走を狙う。速度より無停止が結果的に速い。
2. 肩をすくめて力む
ハンドルを持つと肩が上がる選手が多い。僧帽筋が過緊張し、腕全体が早く疲労する。首まわりの力みは呼吸も浅くする。
改善方法は、肩を下げて胸を張る。重さは指と前腕で受け、肩甲骨は安定させる。上半身をリラックスさせるほど遠くまで運べる。
3. 前傾姿勢で腰に負担をかける
重量に引っ張られ、上体が前に倒れる。腰が丸まり、腰部への負担が増す。フォームが崩れると歩幅も乱れる。
改善方法は、体幹を締めて直立を保つ。目線は前、みぞおちを軽く引き上げる意識で歩く。腹圧を抜かない。
4. 歩幅が大きすぎる
速く進もうと大股になると、重心が上下に揺れる。ハンドルが振れてグリップが余計に消耗する。バランスも崩れやすい。
改善方法は、小刻みで回転の速いステップ。歩幅を抑えると重心が安定し、ハンドルのブレが減る。回転数でスピードを出す。
5. グリップ練習を軽視する
脚力や心肺は鍛えても、握力の持久力を放置する選手は多い。本番で最初に限界が来るのは握力。ここが弱いと全体が崩れる。
改善方法は、日常のトレーニングにキャリー系種目を組み込む。ファーマーズウォーク、デッドハング、重い荷物を持っての歩行。前腕への刺激を継続する。フォームと重量設定を客観的に見てもらいたいなら、JGFSの体験で確認するのが早い。
よくある質問
途中でハンドルを置いてもいい?
置くこと自体は可能。ただし再び持ち上げる負荷と時間のロスが大きい。理想はノンストップ。置くとしても回数を最小限に抑える計画を立てる。
握力が先に切れてしまう
脚や心肺に対して前腕の持久力が不足しているサイン。キャリー系とハング系の種目を継続して補強する。序盤のオーバーペースも一因になる。
走ってはいけない?
ルール上の禁止ではないが、多くの選手は小刻みな速歩が現実的。重量とグリップの残量次第。無理に走ってハンドルを落とすより、安定して進む方が速いケースが多い。
Farmers Carry(ファーマーズキャリー)のシリーズ記事
出典・確認元
- HYROX公式サイト(距離・重量・判定基準)
- JGFS五反田 会員練習データ(所要時間目安)


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